グリーン化特例とは何か?※グリーン化税制と同じ
2016/07/21
グリーン化特例とは?
『排出ガス性能及び燃費性能に優れた自動車に対して、それらの性能に応じて、自動車税・軽自動車税を軽減するとともに、新車新規登録等から一定年数を経過した自動車に対して自動車税・軽自動車税を重課』する制度です。
分かりやすく説明すると、
自動車税と軽自動車税の減税と増税です。
要するに燃費が良く排ガス規制もクリアしているような新車は減税、古い車(旧車)は増税して、新車購入を促進するという側面もあると思います。
尚、グリーン化特例というのが国土交通省によると正式な名称のようです。グリーン化税制という場合もありますが同じ意味だと考えて良さそうです。
グリーン化特例の内容について
グリーン化特例の内容についても軽く触れておきましょう。
●軽課(自動車税の減税)
車の種類 | 軽減率 |
乗用車(3.5t以下のバス・トラック含む) | |
電気自動車 | 約75%軽減 |
燃料電池自動車 | 約75%軽減 |
天然ガス自動車(平成21年排ガス規制NOx10%以上低減) | 約75%軽減 |
プラグインハイブリッド自動車 | 約75%軽減 |
クリーンディーゼル乗用車(平成21年排ガス規制適合の乗用車) | 約75%軽減 |
ガソリン車とハイブリッド車 | |
平成17年排ガス規制 75%低減 (☆☆☆☆)+平成32年度燃費基準+10%達成 | 約75%軽減 |
平成17年排ガス規制 75%低減 (☆☆☆☆)+平成27年度燃費基準+20%達成 | 約50%軽減 |
重量車(3.5t以下のバス・トラック) | |
電気自動車 | 約75%軽減 |
燃料電池自動車 | 約75%軽減 |
天然ガス自動車(平成21年排ガス規制NOx10%以上低減) | 約75%軽減 |
プラグインハイブリッド自動車 | 約75%軽減 |
軽自動車 | |
電気自動車 | 約75%軽減 |
燃料電池自動車 | 約75%軽減 |
天然ガス自動車(平成21年排ガス規制NOx10%以上低減) | 約75%軽減 |
ガソリン車とハイブリッド車 | |
平成17年排ガス規制 75%低減 (☆☆☆☆)+平成32年度燃費基準+20%達成 | 約50%軽減 |
平成17年排ガス規制 75%低減 (☆☆☆☆)+平成32年度燃費基準達成 | 約25%軽減 |
軽貨物 | |
電気自動車 | 約75%軽減 |
燃料電池自動車 | 約75%軽減 |
天然ガス自動車(平成21年排ガス規制NOx10%以上低減) | 約75%軽減 |
ガソリン車とハイブリッド車 | |
平成17年排ガス規制 75%低減 (☆☆☆☆)+平成27年度燃費基準+35%達成 | 約50%軽減 |
平成17年排ガス規制 75%低減 (☆☆☆☆)+平成27年度燃費基準+15%達成 | 約25%軽減 |
となります。
乗用車、重量車(バス・トラック)、軽自動車、軽貨物という分け方になっています。ちょっと見難いかもしれません…。
減税だけはなく増税もあり
●重課(自動車税の増税)
増税はガソリン車が13年で15%増税、ディーゼル車は11年で15%増税です。
軽自動車は13年超で20%増税されます。ちょっと酷いですね…。
以下より詳細です。
★新車新規登録等から一定期間経過した自動車は概ね15%重課
ガソリン車とLPG車は13年超、ディーゼル車は11年超
※電気自動車、天然ガス自動車、メタノール自動車、ガソリンハイブリッド自動車、一般乗合バス及び被けん引車については、重課の適用外
※バス(一般乗合バスを除く)及びトラック(被けん引車を除く)については、概ね10%重課
★初めて車両番号の指定を受けてから13年を経過した3輪以上の軽自動車は概ね20%重課
※ 電気自動車、燃料電池自動車、天然ガス自動車、メタノール自動車、ガソリンハイブリッド自動車及び被けん引車を除く
情報元は以下より(※国土交通省pdfになります)
結局、税金の話です
何でもそうかもしれませんが、結局はお金の話なんですね(;´∀`)
・グリーン化特例(グリーン化税制)…自動車税について
・エコカー減税…自動車取得税と自動車重量税について
自動車の3大税と言えば以上の税金になります。
これをコントロールして如何に新車が売れるようになるのかといった政府や自動車産業の思惑も見え隠れしますが、とにかくエコカー減税って何?、グリーン化特例って何だそれ???となりがちですから、それぞれの税金の話だと理解すると分かりやすいです。