消費増税前に車を買うべきか?消費増税後に車を買うべきか?どちらが正解
2019/02/27
2019年10月に消費増税が予定されています。
現在は2019年1月31日にこれを書いています。
で、「消費増税前に車を買うべきか?消費増税後に車を買うべきか?」ということですよね。
実は私も今年車を買い換えないとなと思っているところです。車が古くなっているし、消費増税があるということですからね~…。
それだけに真剣味があるのでよく調べてみました。
記事の目次
その前に消費税は本当に上がるのか?
まずどちらがお得なのかとか考える前に消費税って本当に上がるのか?ということを考えるべきでしょう。
消費税が上がらなければそもそもの話考える必要がありませんからね。
安倍内閣は以前より消費増税に反対であると言われていて、実際にこれまで10%への消費増税は2回も延期してきた経緯があります。また経済情勢も悪化していて、厚生労働省の統計不正問題が発覚して「実は2018年の実質賃金が実際はマイナス」の可能性があるそうです。
まあそれは良いとしても問題は消費増税がいつ延期されるか、実施されるのかが分かるのか?ですよね。
答えとしては2019年の4~5月に分かるそうです。
スケジュール的には増税見送りのラストチャンスとなるのは来年度予算成立後の4月から5月だ。
正直、消費増税がどうなるかは私には分かりませんが、役所のスケジュール的には今年の2019年4月~5月に「消費増税をやっぱ辞ーめた」と安倍総理が言わないと終わりだそうです。
そこを過ぎると増税を止めることができないくらいに役所が動いちゃうので無理だそうです。
ですから6月になってから車を買うかどうかを決めるというのも一つですね。
消費増税がされるとしたら増税は10月です。
問題としてはギリギリに契約をしても課税のタイミングが買った時ではなく、ナンバープレートが付く登録した瞬間のタイミングになるということです。
その辺りを意識して早めに動いた方が良いでしょう。ここはメーカーや車種によって状況が違ってくるので消費増税前の税制で車を買いたい場合は間に合うかディーラーに相談すると良いでしょう。
納期が長い車種は6月では間に合わない可能性があるので困ったものです。
増税されてもエコカー減税や値引きで逆に得をするかも?
さて増税後の話ですが、最近言われているのが「増税されてもエコカー減税や値引きで逆に得をするかも?」ということですね。
まずエコカー減税について検討してみます。
現在エコカー減税の適用は厳しくなっています。プリウスなどの本当のハイブリッド車やPHEV、クリーンディーゼル車はエコカー減税が100%なんですがマイルドハイブリッド車みたいなタイプはエコカー減税100%適用にはならないんですよね。
ただエコカー減税の適用・除外のタイミングは年度末(2019年3月まで)なので今年のエコカー減税の適用は3月までとなります。来年度はどうなるかはまだ本決まりはしていないです。
結論としては(自動車税と自動車重量税の)エコカー減税は消費増税前も消費増税後も適用されるので関係ありません。
ですから増税前に車を買った方が得です。
自動車取得税は廃止になり、環境性能割へ
ややこしい話になりますがこれまで自動車取得税というものがありましたが増税後は廃止されます。しかし今度は環境性能割なる新税が導入されます。
【環境性能割】
平成32年度燃費基準+10%達成…非課税
平成32年度燃費基準+10%未満達成車…1%課税
平成32年度燃費基準非達成…2%課税
平成27年度燃費基準+10%達成車…2%
平成27年度燃費基準+5%達成車…3%
…ということで意味不明ですが簡単に説明をすると、”環境性能割とは自動車本体価格に対して0%~3%の税金が課される”ということで自動車取得税と税率自体はそんなに変わりがありません。結局同じということになりそうです。ただし環境に良い車は免税になるというシステムでエコカー減税が適用されるような優遇措置があります。またエコカー減税は環境性能割には適用されないことがすでに決定されています。
値引きが大きくなるは不確かな話だ
また「消費増税後は車が全く売れなくなるから大幅な値引きがある」といった話もすでに言われています。
しかしこれは不確かな話で通常の値引きについてもメーカーによって対応が全く違ってきますし必ずしも希望の値引き額が引き出せるとは思えません。
全体的にそういった傾向になるのは間違いなそうなのですが全体的な傾向があなたの値引きにおいて実現されるかどうかは分からないのです。(例:今景気が良い、給料が上がっている→いや私は給料は変わっていない)
そういったことで不確かな話を当てにして購入の方針を決めるというのはどうも賛成できかねます。
消費増税分(+2%)より値引きが大きくなれば正解だ
ただし消費増税後に本当に値引きが大きくなって消費増税分(+2%)より値引きが大きくなるなら増税後に車を購入するのは正解と言えば正解でしょう。
車種 | 増税前 8% | 増税後 10% | 差異 |
N-BOX | ¥1,385,640 | ¥1,411,300 | ¥25,660 |
プリウス | ¥2,565,000 | ¥2,612,500 | ¥47,500 |
CX-5 | ¥3,365,064 | ¥3,427,380 | ¥62,316 |
アルファード | ¥5,551,200 | ¥5,654,000 | ¥102,800 |
高い車種になればなるほどその差が大きくなります。
N-BOXなら2~3万円ほど消費増税後に値引きが大きくなれば増税後に買っても損をしません。
アルファードのHYBRID G“F パッケージ”というクソ高いグレードを買うと増税後は10万円値引きが増えないと損をする計算になります。
でも考えてもみて下さい。
そんなの分かんないですよね
増税後に値引きが10万円増えた、やった損しなかったぜ!とか分かるわけねえじゃんって。。
そういったことでなるべく増税前に車を買った方が確実に安くなると言えます。
結論:消費増税前に車を買うべきか?消費増税後に車を買うべきか?
■エコカー減税については消費増税前と後では余り影響がない
■消費増税後に増税+2%よりも値引きが大きくなるなら増税後に買った方が良い
結論としては、増税する前に買った方が当然ですが得をする可能性が高いです。
ただし消費増税するかどうかはまだ分かっておらず、2019年4月~5月が最終判断となるようです。